OSEIBO
NASHI
NETWORK
exhibition 11/11 - 12/24 2023
DONIKE Marie and
SPECKS Johannes
köln, germany
photo: mandy knopse
スペクス(SPECKS Johannes)とド二カ (DONIKE Marie) 2015 年ユニット設立、ケルン、ドイツ在住
スペクス :2019年 ドレスデン美術大学 ホーナ・マーティン クラスマイスターシューラー 課程 修了
ド二カ : 2016年 ドレスデン工科大学 美術史学士号 課程 修了
ユニットとしての主な展覧会
GEGENWARTEN | PRESENCES プライベート・コレクターズ・ ルーム ( ケムニッツ、ドイツ , 2020) 「骨と貝殻」(LWL 考古資料 館 , ヴェストファーレン博物館 ヘルネ 、ドイツ 2022) 「トースト への賞賛を呈す」( ヨゼフ・アルバース博物館、ボットロプ、ドイ ツ )ZWISCHEN GEDECKTEM TISCH UND FARBE ( カッペンベ ルク修道院美術館、ゼルム、ドイツ、2023)
2019年にドイツのケルン市にユニットとして Boddenberg アートギャラリーを設立し、ドイ ツのアーティストの 招 聘を行い、施設のギャラリースペースでの展覧会、イベントを開催、施設 はスタジオスペースとスタジオキッチン併設。 スペクスとド二カはドイツの制作活動時から、それぞれの活動において食べ物と食文化を重要 視し、農家から消費者へたどり着く経路の研究を継続して行っています。食文化を通し、多くの 他者とのコミュニケーションを大切にしてきました。本滞在では、荒尾のシンボルの一つ「荒尾 梨」と「お歳暮」( 贈り物の文化 ) を研究し続け、その体験と内容から着想得たインスタレーショ ンを日本で初個展を開催します。
私たちは梨に示される愛情に関心があります。
複雑な成長条件、成熟になるまでの手間、収穫直後に市場で販売されるため、最後に優しく網状の梱包材に
包装された梨はお客さんに迎えられ、販売される日を願っています。
これらのすべての場面は栽培された果実の物語のひとこまです。
梨そのものが周辺地域、人々、自然、ネットワーキングと人間関係を語っています。
シャキシャキ!
梨は地域にとって、とても大切で最初の一口から最後まで、水菓子のようにみずみずしくジューシーなデザートです。
梨は贈り物でもありながら、冷やして、そのまま食べてもいいし、一人で夜の星空を眺めながらでも。
ドニカ・マリ(DONIKE Marie)
OSEIBO
NASHI
NETWORK
会期:2023 年 11月 11日(土)- 12 月 24 日(日)
会場:AIR motomoto
ギャラリースペース
〒869-0012
熊本県荒尾市本井出749-4
時間:13:00-19:00 ※ただし入場は18:30まで
入場無料 開館日:金・土・日
お問い合わせは以下のメールにご連絡をお願いいたします。
展示フライヤーダウンロード
opening event
荒尾梨談笑会
スぺクス・ヨハネス
x
ドニカ・マリ
「私たちによるフードパフォーマンスを体験いただけます。 梨に興味を持っていただけたらと思っています。」
会期:2023 年 11月 12日(日)
会場:AIR motomoto
ギャラリースペース
時間:14:30-16:30
定員 25名 要事前申し込み 入場無料
メール件名を 「梨談会参加希望」 とし 本文に以下を明記の上 kumamotomotomoto@gmail.com までお送りください。
① 参加者氏名
② 参加人数
③ 代表申込者電話番号
※当日予約無しでも受入可能な席が
あれば参加可能
related event
荒尾梨談笑会
IN 万田坑
スぺクス・ヨハネス
x
ドニカ・マリ
スぺクス・ヨハネス、ドニカ・マリ
開催時間:11時 00~16 時 30 分
梨の好きな食べ方や、梨や荒尾の思い出をスぺクスとドニカに紹介するチャンスです。気軽に尋ねてみてください。ハローハローマンダコウスマイル茶会の間はそちらでお会いすることができます。
related event
ハローハロー、
マンダコウ・
スマイル煙突茶会
作家:オーギーカナエ
お菓子コラボ:
スぺクス・ヨハネス x ドニカ・マリ
作家:オーギカナエ
お菓子コラボレーション:スぺクス・ヨハネス、ドニカ・マリ
開催時間:13 時 30~16 時 30 分
(材料が無くなり次第終了)
開催場所:汽罐場煙突
※雨天時は炭鉱電車展示建屋にて開催予定
内容:約 20 人分のおとお菓子を提供
(記載不要お茶の後万田坑に関する思い出などをアンケートなどでお願いする。)
参加費:500 円
「私の作品は、人と接して会話をするきっかけだよ。
目の前で起きていることの一秒も見逃さないことだよ。」
ノウルズ・アリソン(アメリカ、作家)
これは、スぺクス・ヨハネス (SPECKS Johannes) とドニカ・マリ (DONIKE Marie) のリサーチをに同行した際に思 い出した言葉です。これまで両名は、土地が持つ特有の食文化や特産物を研究し、その特性を活かした芸術作品を作 り出す試みを行っており、今回彼らは荒尾梨をテーマとし、梨が繋ぐ目に見えない人と人のネットワーク(コミュニ ティー)に着目し、リサーチを進めてきました。 贈り物としての荒尾梨、それに付随しお歳暮という日本独特の風習に関心を抱き、本施設 AIR motomoto では生産者 から消費者までの間に出来る「コミュニティー」についての調査を9月から重ねています。
荒尾での滞在を元に、スぺクスとドニカの梨に関する彼ら特有の表現が形になり始めています。 梨のコミュニティーは彼らが来日する以前から存在しましたが、両作家が関わったことによって、少しずつ周囲の人 の発想や、梨に対しての思いへ変化を起こしていると言っても支障ありません。 スぺクスとドニカは梨を通して、食文化、歴史、習慣だけではなく、人と人を結び付けること、そしてこのコミュニ ティーと日常の記録を残そうとしています。彼らの制作作業と成果展をご覧いただければ幸いです。 (AIR motomoto コーディネーター ヴァレリア・レイエス)