container
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Exhibition period:
September 4 - October 30 2022
takeda
tatsuma
武田 竜真
1988 熊本県天草郡生まれ
ベルリン/アムステルダム在住
2020 ドレスデン美術大学 カールステン・ニコライ クラス
マイスターシューラー課程 修了
本展では、展示タイトルである《Container》シリーズの最新作が一挙に
展示されます。
《Container》シリーズは、武田氏が長崎県五島列島にて隠れキリシタンに関するリサーチを行っていた際に出会った「ハリノメンド」という波の浸食によりできた海蝕洞をモチーフとして制作した作品《The Eye of a Needle》(2021)から始まった映像インスタレーションと絵画作品で構成
されています。
berlin, japan
さまざまな種類の物があり、それらは場所から場所へ動くことで、自らの価値をさまざまなかたちで手にしたり失ったりする。物は、場所をさまざまに動かし、そして、その場所の帰属と記憶を再構成に関わっている。
ジョーン・アリー モビリティーズ(2015)
人が作り出すものはあくまでも人の「器=Container」であり、また、その人自体もその器であるという考察を試みたい。古代より人の生活に根付いた信仰から世界各地でつくられたイメージはその時代や場所をうつし出す器としての機能を具えている。それらイメージは移動を繰り返しながら変容し、時間をかけて遠くの文化、思考や想いを運んできた。そして、さまざまな価値観を受け入れながら新しいイメージを作り続けてきた人もまた器であり、人の営み世界を動く器から器への移動の連続から成り立っているのかもしれない。新型コロナウィルスの世界的な同時流行は、現代において物や人がどれほど社会の根幹を成しているかを証明したと言える。そのよう世界を運ぶ器の一端を提示をできたら幸いである。
武田竜真
人類が様々な境界線を越えて移動することに伴い、変容しながら新たな地で受容されていくモノやコト、機念。 武田竜真は人類学や歴史学の見地からこのテーマにアプローチし、物事の本質や人々が共有している価値観について、問いを投げかける作品を発表している。 2021年より武田が手がけているくContainer>シリーズは、移動のかたちそのものだ。 グローバル化の加速する今世紀、人やモノの移動にかかる時間と距離は確実に短くなっている。 望まれるのは早くて確実な移動、できれば直送。 そのためには、頑丈な箱と衝撃から中身を守る緩衝材が欠かせない。
岩崎道子
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